厚生労働省が3月30日発表した

令和3年2月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.09倍で、

前月と比べて0.01ポイント低下

となりました。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、1.88倍で、前月に比べて

0.15ポイント低下しました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.82倍となり、前月を0.03

ポイント上回りました。

 

2月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて1.5%減と

なり、「有効求職者（同）」も

前月に比べて0.3%減となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2020年 2月	2021年 1月	2021年 2月	2020年 2月	2021年 1月	2021年 2月	2020年 2月	2021年 1月	2021年 2月
1.45倍	1.10倍	1.09倍	1.03倍	0.79倍	0.82倍	1.46倍	1.02倍	1.04倍

 

 

 

これらを「業種別」にみると、

「建設業（10.0％増）」で増加と

なり、「宿泊業・飲食業（41.0％

減）」、「情報通信業」（23.2％

減）」、「卸売業、小売業

（23.2％減）」、「生活関連

サービス業、娯楽業」（23.2％

減）」、「運輸業、郵便業

（21.0％減）」などで減少と

なりました。

 

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2020年		2021年
	2月	3月	1月	2月
建設業	ー11.9％	ー6.4%	11.9%	10.0%
製造業	ー24.7％	ー22.8％	ー11.3%	ー9.8%
情報通信業	ー9.0％	ー36.0％	ー16.3%	ー23.2%
運輸業、郵便業	ー13.2％	ー14.6％	ー10.7%	ー21.0%
卸売業、小売業	ー17.6％	ー15.0％	ー17.2%	ー23.2%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー17.7％	ー36.6％	ー12.2%	ー9.4%
宿泊業、飲食サービス業	ー11.8％	ー19.9％	ー37.5%	ー41.0%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー18.0％	ー16.6％	ー26.2%	ー23.2%
教育、学習支援業	ー7.3％	1.4％	ー11.6%	ー18.8%
医療、福祉	ー7.0％	ー3.4％	ー5.1%	ー7.9%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー21.0％	ー18.1％	ー6.9%	ー12.5%

 

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.55倍、

最低は沖縄県の0.69倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.64倍、最低が沖縄県の0.75倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2020年		2021年
	2月	3月	1月	2月
北海道	1.20倍	1.16倍	1.02倍	0.87倍
宮城県	1.43倍	1.39倍	1.19倍	1.20倍
福井県	1.92倍	1.87倍	1.64倍	1.64倍
東京都	1.42倍	1.33倍	0.91倍	0.92倍
神奈川県	1.25倍	1.22倍	0.89倍	0.89倍
愛知県	1.55倍	1.46倍	1.04倍	1.08倍
大阪府	1.40倍	1.39倍	0.97倍	0.96倍
広島県	1.59倍	1.58倍	1.15倍	1.18倍
高知県	1.22倍	1.21倍	1.09倍	1.08倍
福岡県	1.30倍	1.22倍	0.94倍	0.94倍
沖縄県	1.18倍	1.13倍	0.77倍	0.75倍

 

 

 

　また、総務省が同日発表した

2021年2月の「完全失業率」は

2.9％で、前月と同率でした。

「完全失業者」は194万人、

前年同月に比べ35万人の増加、

13ヶ月連続の増加でした。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）
	2018年	2019年	2020年	2020年12月	2021年1月	2月
完全失業率	2.4%	2.4%	2.8%	3.0%	2.9%	2.9%

 

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