厚生労働省が1月29日発表した

令和2年12月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.06倍で、

前月と同水準となった。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.07倍で、前月に比べて

0.05ポイント上回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.81倍となり、前月を0.01

ポイント上回りました。

 

12月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて0.1%減となり、

「有効求職者（同）」も

前月に比べて0.7%減となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2019年 12月	2020年 11月	2020年 12月	2019年 12月	2020年 11月	2020年 12月	2019年12月	2020年 10月	2020年 12月
1.57倍	1.06倍	1.06倍	1.13倍	0.83倍	0.86倍	1.58倍	0.99倍	1.01倍

 

 

 

これらを「業種別」にみると、

「建設業（6,5％増）」で増加となり、

「宿泊業・飲食業（31.4％減）」、

「生活関連サービス業、
娯楽業」（30.8％減）」、

「卸売業、小売業（28.3％減）」、

「情報通信業」（26.8％減）」、

「運輸業・郵便業（25.2％減）」

などで減少となりました。

 

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2019年	2020年
	12月	1月	11月	12月
建設業	4.3％	ー12.4%	ー4.4%	6.5%
製造業	ー11.6％	ー24.7％	ー24.9%	ー18.0%
情報通信業	ー0.2％	ー18.8％	ー33.4%	ー26.8%
運輸業、郵便業	ー1.2％	ー21.1％	ー27.1%	ー25.2%
卸売業、小売業	ー0.6％	ー22.5％	ー17.6%	ー28.3%
学術研究、専門・ 技術サービス業	3.9％	ー15.1％	ー23.1%	ー18.9%
宿泊業、飲食サービス業	ー1.3％	ー20.6％	ー34.7%	ー31.4%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー0.6％	ー16.1％	ー32.9%	ー30.8%
教育、学習支援業	7.7％	ー8.1％	ー26.4%	ー9.2%
医療、福祉	6.8％	ー8.6％	ー12.0%	ー12.0%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー2.7％	ー23.6％	ー23.5%	ー16.5%

 

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.54倍、

最低は沖縄県の0.72倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.62倍、

最低が沖縄県の0.79倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2019年		2020年
	11月	12月	1月	12月
北海道	1.34倍	1.35倍	1.25倍	1.08倍
宮城県	1.59倍	1.60倍	1.49倍	1.17倍
福井県	2.11倍	2.13倍	2.03倍	1.62倍
東京都	1.50倍	1.50倍	1.40倍	0.88倍
神奈川県	1.39倍	1.40倍	1.31倍	0.88倍
愛知県	1.81倍	1.78倍	1.66倍	1.01倍
大阪府	1.50倍	1.50倍	1.42倍	0.92倍
広島県	1.76倍	1.75倍	1.62倍	1.12倍
高知県	1.28倍	1.27倍	1.26倍	1.05倍
福岡県	1.40倍	1.42倍	1.34倍	0.92倍
沖縄県	1.34倍	1.33倍	1.25倍	0.79倍

 

 

 

　また、総務省が同日発表した

2020年12月の「完全失業率」は2.9％で

前月と同率となった。

「完全失業者」は194万人。

前年同月に比べ49万人の増加で、

11ヶ月連続の増加だった。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）【2020年】
	2018年	2019年	2020年	2020年10月	11月	12月
完全失業率	2.4%	2.4%	2.8%	3.1%	2.9%	2.9%

 

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