厚生労働省が12月25日発表した

令和2年11月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.06倍で、

前月に比べて0.02ポイント上昇した。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.02倍で、前月に比べて

0.20ポイント上昇した。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.80倍となり、前月を0.01

ポイント上回りました。

 

11月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて3.0%増となり、

「有効求職者（同）」も

前月に比べて1.5%増となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2019年 11月	2020年 10月	2020年 11月	2019年 11月	2020年 10月	2020年 11月	2019年11月	2020年 10月	2020年 11月
1.57倍	1.04倍	1.06倍	1.13倍	0.79倍	0.80倍	1.51倍	0.97倍	0.99倍

 

 

 

これらを「業種別」にみると、

「宿泊業・飲食業（34.7％減）」、

「情報通信業」（33.4％減）」、

「生活関連サービス業、
娯楽業」（32.9％減）」、

「卸売業、小売業（27.4％減）」、

「運輸業・郵便業（27.1％減）」

などで減少となりました。

 

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2019年		2020年
	10月	12月	10月	11月
建設業	ー4.5％	4.3％	ー2.5%	ー4.4%
製造業	ー19.3％	ー11.6％	ー29.4%	ー24.9%
情報通信業	ー4.2％	ー0.2％	ー28.6%	ー33.4%
運輸業、郵便業	ー6.7％	ー1.2％	ー23.4%	ー27.1%
卸売業、小売業	ー9.9％	ー0.6％	ー32.6%	ー27.4%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー7.9％	3.9％	ー23.1%	ー23.1%
宿泊業、飲食サービス業	ー0.7％	ー1.3％	ー38.2%	ー34.7%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー3.3％	ー0.6％	ー35.4%	ー32.9%
教育、学習支援業	3.7％	7.7％	ー22.1%	ー26.4%
医療、福祉	ー1.8％	6.8％	ー15.1%	ー12.0%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー13.1％	ー2.7％	ー24.3%	ー23.5%

 

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.51倍、

最低は沖縄県の0.71倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.61倍、

最低が沖縄県の0.79倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2019年			2020年
	10月	11月	12月	11月
北海道	1.32倍	1.34倍	1.35倍	1.02倍
宮城県	1.60倍	1.59倍	1.60倍	1.19倍
福井県	2.12倍	2.11倍	2.13倍	1.61倍
東京都	1.51倍	1.50倍	1.50倍	0.89倍
神奈川県	1.38倍	1.39倍	1.40倍	0.88倍
愛知県	1.83倍	1.81倍	1.78倍	1.00倍
大阪府	1.51倍	1.50倍	1.50倍	0.93倍
広島県	1.78倍	1.76倍	1.75倍	1.15倍
高知県	1.27倍	1.28倍	1.27倍	1.03倍
福岡県	1.40倍	1.40倍	1.42倍	0.95倍
沖縄県	1.34倍	1.34倍	1.33倍	0.79倍

 

 

 

　また、総務省が同日発表した

11月の「完全失業率」は2.9％で

前月に比べ0.2ポイント低下となった。

「完全失業者」は195万人。

前年同月に比べ44万人の増加で、

10ヶ月連続の増加だった。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）
	2017年	2018年	2019年	2020年9月	2020年10月	2020年11月
完全失業率	2.8%	2.4%	2.4%	3.0%	3.1%	2.9%

 

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