厚生労働省が12月1日発表した

令和2年10月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.04倍で、

前月に比べて0.01ポイント上昇した。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、1.82倍で、前月に比べて

0.02ポイント低下した。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.79倍となり、前月を0,01

ポイント上回りました。

 

10月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて2.2%増となり、

「有効求職者（同）」も

前月に比べて1.1%増となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2019年 10月	2020年 9月	2020年 10月	2019年 10月	2020年 9月	2020年 10月	2019年 10月	2020年 9月	2020年 10月
1.58倍	1.03倍	1.04倍	1.13倍	0.78倍	0.79倍	1.49倍	0.97倍	0.97倍

 

 

 

これらを「業種別」にみると、

「宿泊業・飲食業（38.2％減）」、

「生活関連サービス業、
娯楽業」（35.4％減）」、

「卸売業、小売業（32.6％減）」、

「製造業（29.4％減）」、

「情報通信業」（28.6％減）」

などで減少となりました。

 

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2019年		2020年
	10月	11月	9月	10月
建設業	2.5％	ー4.5％	5.9%	ー2.5%
製造業	ー15.6％	ー19.3％	ー26.7%	ー29.4%
情報通信業	ー7.3％	ー4.2％	ー21.8%	ー28.6%
運輸業、郵便業	ー8.0％	ー6.7％	ー25.1%	ー23.4%
卸売業、小売業	ー5.3％	ー9.9％	ー28.3%	ー32.6%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー6.6％	ー7.9％	ー14.8%	ー23.1%
宿泊業、飲食サービス業	1.3％	ー0.7％	ー49.1%	ー38.2%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー4.1％	ー3.3％	ー32.9%	ー35.4%
教育、学習支援業	ー0.3％	3.7％	ー0.2%	ー22.1%
医療、福祉	3.2％	ー1.8％	ー7.8%	ー15.1%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー8.6％	ー13.1％	ー18.9%	ー24.3%

 

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.49倍、

最低は沖縄県の0.66倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.58倍、

最低が沖縄県の0.73倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2019年			2020年
	9月	10月	11月	10月
北海道	1.31倍	1.32倍	1.32倍	1.00倍
宮城県	1.60倍	1.60倍	1.59倍	1.16倍
福井県	2.12倍	2.12倍	2.12倍	1.58倍
東京都	1.50倍	1.51倍	1.50倍	0.90倍
神奈川県	1.38倍	1.38倍	1.39倍	0.87倍
愛知県	1.84倍	1.83倍	1.81倍	1.00倍
大阪府	1.52倍	1.51倍	1.50倍	0.92倍
広島県	1.79倍	1.78倍	1.76倍	1.15倍
高知県	1.30倍	1.27倍	1.28倍	1.04倍
福岡県	1.42倍	1.40倍	1.40倍	0.92倍
沖縄県	1.33倍	1.34倍	1.34倍	0.73倍

 

 

 

　また、総務省が同日発表した

10月の「完全失業率」は3.1％で

前月に比べ0.1ポイント上昇となった。

「完全失業者」は215万人。

前年同月に比べ51万人の増加で、

9ヶ月連続の増加だった。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）
	2017年	2018年	2019年	2020年8月	2020年9月	2020年10月
完全失業率	2.8%	2.4%	2.4%	3.0%	3.0%	3.1%

 

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