厚生労働省が5月29日発表した

令和2年4月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.32倍で、

前月に比べて0.07ポイント低下した。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを示す。

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、1.85倍で、前月に比べて

0.41ポイント下回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.98倍となり、前月に比べて

0.05ポイント下回りました。

4月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて8.5%減となり、

「有効求職者（同）」も

前月に比べて3.4%減となりました。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2019年4月	2020年3月	2020年4月	2019年4月	2020年3月	2020年4月	2019年4月	2020年3月	2020年4月
1.63倍	1.39倍	1.32倍	1.15倍	1.03倍	0.98倍	1.44倍	1.37倍	1.16倍

これらを「業種別」にみると、

「宿泊業、飲食サービス業」（47.9％減）」、

「生活関連サービス業、
娯楽業」（44.0％減）」、

「製造業（40.3％減）」、

「教育、学習支援業（38.1％減）」、

「学術研究、専門・

技術サービス業（36.6％減）」、

などで減少となった。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2019年		2020年
	4月	5月	3月	4月
建設業	5.9%	ー2.2%	ー6.4%	ー15.8%
製造業	ー4.6%	ー8.8％	ー22.8%	ー40.3%
情報通信業	ー2.0％	ー3.3%	ー9.0%	ー36.0%
運輸業、郵便業	2.1%	0.5%	ー14.6%	ー30.6%
卸売業、小売業	ー4.2％%	ー1.1％	ー15.0%	ー34.8%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー0.1%	0.1%	ー14.6%	ー36.6%
宿泊業、飲食サービス業	1.1%	3.2%	ー19.9%	ー47.9%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー8.0%	ー10.3%	ー16.6%	ー44.0%
教育、学習支援業	ー7.2%	1.0%	1.4%	ー38.1%
医療、福祉	ー4.8%	1.6%	ー3.4%	ー21.7%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー2.9%	ー7.8%	ー18.1%	ー36.5%

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.88倍、

最低は沖縄県の0.91倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.94倍、

最低が沖縄県の

1.01倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2019年			2020年
	3月	4月	5月	4月
北海道	1.27倍	1.28倍	1.28倍	1.17倍
宮城県	1.65倍	1.66倍	1.65倍	1.33倍
福井県	2.30倍	2.35倍	2.20倍	1.94倍
東京都	1.54倍	1.53倍	1.54倍	1.26倍
神奈川県	1.42倍	1.41倍	1.41倍	1.20倍
愛知県	1.96倍	1.95倍	1.92倍	1.42倍
大阪府	1.54倍	1.55倍	1.55倍	1.25倍
広島県	1.87倍	1.86倍	1.85倍	1.48倍
高知県	1.33倍	1.29倍	1.30倍	1.10倍
福岡県	1.46倍	1.47倍	1.45倍	1.16倍
沖縄県	1.33倍	1.33倍	1.33倍	1.01倍

　また、総務省が同日発表した

4月の「完全失業率」は2.6％で

前月に比べ0.1ポイント上昇となった。

「完全失業者」は189万人。

前年同月に比べ13万人の増加で、

3ヶ月連続の増加だった。

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）
	2017年	2018年	2019年	2020年2月	2020年3月	2020年4月
完全失業率	2.8%	2.4%	2.4%	2.4%	2.5%	2.6%

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