厚生労働省が2月28日発表した

令和2年1月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.49倍で、

前月と比べて0.08ポイント低下

となった。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを示す。

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.04倍で、前月に比べて0.40

ポイント下回りした。

「正社員の有効求人倍率」は、

1.07倍となり、前月に比べて

0.06ポイント下回りした。

1月の「有効求人（季節調整値）」

は、前月に比べて3.9%減となり、

「有効求職者（同）」も

前月に比べて1.5%増となった。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2019年1月	2019年12月	2020年1月	2019年1月	2019年12月	2020年1月	2019年1月	2019年12月	2020年1月
1.63倍	1.57倍	1.49倍	1.14倍	1.13倍	1.07倍	1.63倍	1.58倍	1.49倍

これらを「業種別」にみると、

「製造業（26.1％減）」、

「サービス業（他に分類され

ないもの）（23.6％減）」、

「卸売業、小売業」（22.5％減）」、

「運輸業、郵便業」（21.1％減）」 、

「宿泊業、飲食サービス業

（20.6％減）」などで減少と

なった。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2019年			2020年
	1月	2月	12月	1月
建設業	7.3%	5.8%	4.3%	ー12.4%
製造業	0.5%	ー3.4%	ー11.6%	ー26.1%
情報通信業	ー1.7%	1.3％	ー0.2%	ー18.8%
運輸業、郵便業	7.0%	0.9%	ー1.2%	ー21.1%
卸売業、小売業	0.7%	2.9%	ー0.6%	ー22.5%
学術研究、専門・ 技術サービス業	3.7%	2.8%	3.9%	ー15.1%
宿泊業、飲食サービス業	2.9%	1.6%	ー1.3%	ー20.6%
生活関連サービス業、 娯楽業	−2.8%	ー0.2%	ー0.6%	ー16.1%
教育、学習支援業	ー8.6%	10.7%	7.7%	ー8.1%
医療、福祉	5.0%	4.2%	6.8%	ー8.6%
サービス業（他に 分類されないもの）	2.6%	1.1%	ー2.7%	ー23.6%

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

東京都の1.96倍、最低は神奈川県

の1.08倍となり、実際に仕事を

する「就業地別」でみると、

最高が福井県の2.03倍、

最低が青森1.23倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2019年			2020年
	1月	2月	12月	1月
北海道	1.27倍	1.27倍	1.35倍	1.25倍
宮城県	1.67倍	1.67倍	1.60倍	1.49倍
福井県	2.24倍	2.28倍	2.13倍	2.03倍
東京都	1.54倍	1.55倍	1.50倍	1.40倍
神奈川県	1.42倍	1.42倍	1.40倍	1.31倍
愛知県	1.93倍	1.94倍	1.78倍	1.66倍
大阪府	1.54倍	1.54倍	1.50倍	1.42倍
広島県	1.84倍	1.85倍	1.75倍	1.62倍
高知県	1.27倍	1.29倍	1.27倍	1.26倍
福岡県	1.43倍	1.44倍	1.42倍	1.34倍
沖縄県	1.37倍	1.35倍	1.33倍	1.25倍

　また、総務省が同日発表した

1月の「完全失業率」は2.4％で

前月と同率となった。

「完全失業者」は159万人。

前年同月に比べ7万人の減少で、

3ヶ月連続の減少だった。

【完全失業率】

	年平均				月次（季節調整値）
	2016年	2017年	2018年	2019年	2019年10月	2019年11月	2019年12月	2020年1月
完全失業率	3.1%	2.8%	2.4%	2.4%	2.4%	2.2%	2.2%	2.4%

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