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2015.04.28

〈資生堂〉11年ぶりに販売員を正社員採用へ 販売力強化

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  資生堂は、店頭で化粧品の販売を担う

「ビューティーコンサルタント(BC)」の正社員採用を、

2016年4月から11年ぶりに復活させる。

現在約2千人いる契約社員にも正社員登用試験を受けてもらい、

合格者から順次正社員にする。

ビューティーコンサルタント(BC)の意欲を引き出し、

販売力を強化するのがねらいである。


 16年4月には、約500人を新たに正社員として採用。

若い世代を多く店頭に配置することで若い客を取り込み、

人口減によるパイの奪い合いに備える。

 資生堂は長くビューティーコンサルタント(BC)の

正社員採用を続けていたが、急成長するドラッグストアにも

ビューティーコンサルタント(BC)を配置する必要が出てきたことや

人件費の削減などを理由に、契約社員の採用に切り替えた。

最後まで正社員採用を続けたデパート担当も、

06年4月から契約社員採用となった。

  また、27日、2015年3月期(通期)連結決算は、

増収・営業減益になったと発表した。

消費税率引き上げの影響から国内で化粧品が低迷し、

営業利益は前期比44.4%減の276億1300万円だった。

売上高は2.1%増の7776億円。

昨年外部から登用され、2年目を迎える

魚谷社長の改革は道半ばといえそうだ。


 通期売上高は、国内では秋以降にてこ入れを図った

主力ブランドが好調だったものの、低価格帯商品が苦戦し3.1%減。

海外売上高が円安効果で膨らんだが、アジアなどの販売は不振だった。

記者会見で魚谷社長は「下期に入り、ブランド刷新効果から

国内売上高は回復基調にある」と強調。

今後、ブランド、コスト改革を加速させると表明した。

 

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