厚生労働省が12月27日発表した

令和4年10月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.35倍で、

前月と同水準でした。

 

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.42倍で、前月を0.09

ポイント上回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

1.04倍となり、前月より0.09

ポイント下回りました。

 

11月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて1.3%減と

なり、「有効求職者（同）」は

前月に比べて1.5%減となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2021年 10月	2022年 9月	2022年 10月	2021年 11月	2021年 10月	2022年 11月	2021年 11月	2021年 10月	2022年 11月
1.17倍	1.34倍	1.35倍	0.00倍	1.03倍	1.17倍	0.90倍	1.16倍	1.04倍

 

 

これらを「業種別」にみると、

「宿泊業、飲食業(21.2％増)」､

「サービス業(他に分類されないもの) (13.2%増)」

「卸売業、小売業(13.0％増)」増加となり、

「教育、学習支援業(9.4％減)」減少しました。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2021年			2022年
	10月	11月	12月	11月
建設業	2.5%	2.5%	7.1%	1.8%
製造業	35.9%	35.9%	34.6%	5.8%
情報通信業	11.1%	11.1%	20.4%	5.3%
運輸業、郵便業	8.5%	8.5%	16.2%	8.1%
卸売業、小売業	4.1%	4.1%	10.6%	13.0%
学術研究、専門・ 技術サービス業	9.9%	9.9%	12.3%	10.6%
宿泊業、飲食サービス業	8.2%	8.2%	12.7%	21.2%
生活関連サービス業、 娯楽業	9.3%	9.3%	3.3%	6.3%
教育、学習支援業	12.8%	12.8%	6.6%	ー9.4%
医療、福祉	5.3%	5.3%	8.4%	4.8%
サービス業（他に 分類されないもの）	10.3%	10.3%	15.1%	13.2%

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.91倍、

最低は沖縄県と神奈川県で0.91倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の2.02倍、

最低が神奈川県の1.09倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2021年			2022年
	10月	11月	12月	11月
北海道	1.04倍	1.05倍	1.07倍	1.24倍
宮城県	1.34倍	1.31倍	1.29倍	1.38倍
福井県	1.92倍	1.92倍	1.90倍	2.02倍
東京都	0.90倍	0.90倍	0.90倍	1.15倍
神奈川県	0.93倍	1.22倍	1.24倍	1.09倍
愛知県	1.21倍	1.21倍	1.22倍	1.40倍
大阪府	0.94倍	0.95倍	0.95倍	1.11倍
広島県	1.27倍	1.29倍	1.31倍	1.52倍
高知県	1.12倍	1.12倍	1.14倍	1.22倍
福岡県	1.00倍	1.00倍	1.00倍	1.15倍
沖縄県	0.81倍	0.82倍	0.83倍	1.10倍

 

 

　また、総務省が同日発表した

2022年11月の「完全失業率」は

2.5％、前月比べて0.1ポイント

低下しました。

「完全失業者」は165万人、

前年同月に比べ18万人の減少、

17ヶ月連続の減少でした。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）／ 2022年
	2019年	2020年	2021年	9月	10月	11月
完全失業率	2.4%	2.8%	2.8%	2.6%	2.6%	2.5%

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