厚生労働省が11月29日発表した

令和4年10月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.35倍で、

前月と比べて0.01ポイント

上昇しました。

 

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.33倍で、前月を0.06

ポイント上回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

1.03倍となり、前月と同水準

となりました。

 

10月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて0.1%減と

なり、「有効求職者（同）」は

前月に比べて0.8%減となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2021年 10月	2021年 9月	2022年 10月	2021年 10月	2021年 9月	2022年 10月	2021年 10月	2021年 9月	2022年 10月
1.16倍	1.34倍	1.35倍	0.90倍	1.03倍	1.03倍	1.00倍	1.13倍	1.16倍

 

 

これらを「業種別」にみると、

「宿泊業、飲食業(29.3％増)」､

「卸売業、小売業(11.7％増)」、

「生活関連サービス業、娯楽業 (11.3%増)」、

増加となり、「教育、学習支援業(1.9％減)」、

「建設業(0.7％減)」などで

減少しました。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2021年			2022年
	9月	10月	11月	10月
建設業	5.6%	2.5%	6.6%	ー0.7%
製造業	17.0%	35.9%	38.0%	6.0%
情報通信業	10.8%	11.1%	19.5%	6.7%
運輸業、郵便業	11.7%	8.5%	8.6%	7.3%
卸売業、小売業	18.7%	4.1%	3.9%	11.7%
学術研究、専門・ 技術サービス業	3.5%	9.9%	13.1%	2.6%
宿泊業、飲食サービス業	51.1%	8.2%	23.3%	51.1%
生活関連サービス業、 娯楽業	29.5%	9.3%	17.3%	29.3%
教育、学習支援業	0.4%	12.8%	19.4%	ー1.9%
医療、福祉	6.9%	5.3%	7.5%	6.9%
サービス業（他に 分類されないもの）	15.8%	10.3%	16.9%	10.1%

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.90倍、

最低は神奈川県の0.91倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の2.04倍、

最低が神奈川県の1.08倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2021年			2022年
	9月	10月	11月	10月
北海道	1.15倍	1.04倍	1.05倍	1.22倍
宮城県	1.36倍	1.34倍	1.31倍	1.39倍
福井県	1.93倍	1.92倍	1.92倍	2.04倍
東京都	0.91倍	0.90倍	0.90倍	1.15倍
神奈川県	0.94倍	0.93倍	0.90倍	1.08倍
愛知県	1.21倍	1.21倍	1.22倍	1.41倍
大阪府	0.94倍	0.94倍	0.95倍	1.10倍
広島県	1.28倍	1.27倍	1.29倍	1.50倍
高知県	1.10倍	1.12倍	1.14倍	1.22倍
福岡県	0.99倍	1.00倍	1.00倍	1.14倍
沖縄県	0.81倍	0.81倍	0.82倍	1.09倍

 

 

　また、総務省が同日発表した

2022年10月の「完全失業率」は

2.6％、前月と同率となりました。

「完全失業者」は178万人、

前年同月に比べ6万人の減少、

16ヶ月連続の減少でした。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）／ 2022年
	2019年	2020年	2021年	8月	9月	10月
完全失業率	2.4%	2.8%	2.8%	2.6%	2.6%	2.6%

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