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2015.03.15

〈景況感〉 大企業3期連続増加、中小減少

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   財務省と内閣府が12日、2015年1〜3月期の

法人企業「景気予測調査」によると、大企業全産業の

景況判断指数は1.9増加となったと発表した。


 3四半期連続となったのは、円安を追い風にした

企業業績の改善基調などが背景にある。

ただ、輸入原材料価格の上昇が食品メーカーや鉄鋼業の収益を

圧迫したことなどにより、

前回の14年10〜12月期調査(5.0増加)を下回った。

 中小企業は14.8減少と前回調査(10.1減少)より悪化した。

財務省は「景気は緩やかな回復基調が続いている」と説明しているが、

中小企業を中心に、日本経済に対する見方が依然として

慎重であることを示す結果となった。

 大企業全産業では、自動車向けの受注が増えた

生産用機器製造業や建設業、不動産業の改善が目立つ。

一方、原油価格下落を受けて石油会社などは悪化した。

先行きは、4〜6月期は1.0増加、7〜9月期は7.8増加。

中小企業は、改善するものの減少が続く。

 14年度の全規模全産業の設備投資見込みは前年度比5.1%増。

スマートフォンや自動車向け電子部品の生産能力増強などが寄与した。

15年度見通しは3.9%減となった。


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