〈「令和3年4月の有効求人倍率」〉1.09倍、前月比0.01ポイント低下

 

　厚生労働省が5月31日発表した

令和3年4月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.09倍で、

前月と比べて0.01ポイント

低下しました。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを

示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、1.82倍で、前月に比べて

0.17ポイント下回りました。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.88倍となり、前月を0.04

ポイント上回りました。

 

4月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて1.4%増と

なり、「有効求職者（同）」も

前月に比べて2.6% 増となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2020年 4月	2021年 3月	2021年 4月	2020年 4月	2021年 3月	2021年 4月	2020年 4月	2021年 3月	2021年 4月
1.30倍	1.10倍	1.09倍	0.99倍	0.84倍	0.88倍	1.16倍	1.02倍	0.90倍

 

 

これらを「業種別」にみると、

「教育、学習支援業 (43.6％増)」､

「製造業(32.8％増)」､

「生活関連サービス業､

娯楽業 (25.2％増)」､

「学術研究、専門・

技術サービス業 (24.2％増)」

などで増加となりました。

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2020年		2021年
	4月	5月	3月	4月
建設業	ー15.8％	ー11.3%	16.3%	17.9%
製造業	ー40.3％	ー42.8％	8.5%	32.8%
情報通信業	ー36.0％	ー33.6％	ー11.0%	14.7%
運輸業、郵便業	ー30.6％	ー37.0％	ー6.7%	8.3%
卸売業、小売業	ー34.8％	ー35.9％	ー12.6%	8.5%
学術研究、専門・ 技術サービス業	ー36.6％	ー35.4％	5.7%	24.2%
宿泊業、飲食サービス業	ー47.9％	ー55.9％	6.0%	2.9%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー44.0％	ー44.2％	ー14.8%	25.2%
教育、学習支援業	ー38.1％	ー36.6％	0.1%	43.6%
医療、福祉	ー21.7％	ー17.9％	ー1.3%	12.9%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー36.5％	ー37.7％	7.0%	19.0%

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.77倍、

最低は沖縄県の0.71倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.84倍、最低が沖縄県の0.78倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2020年		2021年
	4月	5月	3月	4月
北海道	1.20倍	1.04倍	0.96倍	1.09倍
宮城県	1.35倍	1.29倍	1.25倍	1.28倍
福井県	1.96倍	1.76倍	1.70倍	1.84倍
東京都	1.22倍	1.09倍	0.88倍	0.86倍
神奈川県	1.21倍	1.11倍	0.87倍	0.90倍
愛知県	1.38倍	1.26倍	1.05倍	1.04倍
大阪府	1.21倍	1.07倍	0.95倍	0.91倍
広島県	1.48倍	1.35倍	1.21倍	1.22倍
高知県	1.09倍	1.01倍	1.13倍	1.12倍
福岡県	1.15倍	1.05倍	0.94倍	0.95倍
沖縄県	1.03倍	0.87倍	0.76倍	0.78倍

 

 

　また、総務省が同日発表した

2021年4月の「完全失業率」は

2.8％で、前月に比べ0.2ポイント

上昇しました。

「完全失業者」は209万人、

前年同月に比べ20万人の増加、

15ヶ月連続の増加でした。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）／ 2021年
	2018年	2019年	2020年	2月	3月	4月
完全失業率	2.4%	2.4%	2.8%	2.9%	2.6%	2.8%

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