厚生労働省が10月30日発表した

令和2年9月の「有効求人倍率

（季節調整値）」は1.03倍で、

前月に比べて0.01ポイント低下した。

有効求人倍率は、全国のハロー

ワークで仕事を探す人１人に

対して何件の求人があるかを示す。

 

「新規求人倍率（季節調整値）」

は、2.02倍で、前月に比べて

0.20ポイント上昇した。

「正社員の有効求人倍率」は、

0.78倍となり、前月と同水準

となった。

 

9月の「有効求人（季節調整値）

」は、前月に比べて0.1%減となり、

「有効求職者（同）」も

前月に比べて0.8%増となりました。

 

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉（季節調整値）			有効求人倍率〈正社員〉（季節調整値）			有効求人倍率〈パート〉（季節調整値）
2019年9月	2020年8月	2020年9月	2019年9月	2020年8月	2020年8月	2019年9月	2020年8月	2020年9月
1.58倍	1.04倍	1.03倍	1.13倍	0.78倍	0.78倍	1.49倍	0.97倍	0.97倍

 

 

 

これらを「業種別」にみると、

「建設業（5.9％増）」で増加となり、

「生活関連サービス業、
娯楽業」（32.9％減）」、

「宿泊業・飲食業（32.2％減）」、

「卸売業、小売業（28.3％減）」

「製造業（26.7％減）」、

「運輸業、郵便業」（25.1％減）」

などで減少となった。

 

 

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

	2019年		2020年
	9月	10月	8月	9月
建設業	0.4％	2.5％	ー6.4%	5.9%
製造業	ー11.0％	ー15.6％	ー38.3%	ー26.7%
情報通信業	1.6％	ー7.3％	ー34.6%	ー21.8%
運輸業、郵便業	0.2％	ー8.0％	ー30.7%	ー25.1%
卸売業、小売業	ー3.2％	ー5.3％	ー34.0%	ー28.3%
学術研究、専門・ 技術サービス業	2.0％	ー6.6％	ー27.6%	ー14.8%
宿泊業、飲食サービス業	ー2.8％	1.3％	ー49.1%	ー49.1%
生活関連サービス業、 娯楽業	ー1.0％	ー4.1％	ー41.0%	ー32.9%
教育、学習支援業	3.1％	ー0.3％	ー23.9%	ー0.2%
医療、福祉	4.5％	3.2％	ー16.0%	ー7.8%
サービス業（他に 分類されないもの）	ー6.0％	ー8.6％	ー32.2%	ー18.9%

 

 

 

　求人票を受理したハローワーク

ごとの「受理地別」にみると、

最高は福井県の1.44倍、

最低は沖縄県の0.71倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」

でみると、最高が福井県の1.52倍、

最低が沖縄県の0.71倍となった。

 

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

	2019年			2020年
	8月	9月	10月	9月
北海道	1.30倍	1.31倍	1.32倍	0.98倍
宮城県	1.60倍	1.60倍	1.60倍	1.13倍
福井県	2.12倍	2.12倍	2.12倍	1.52倍
東京都	1.52倍	1.50倍	1.51倍	0.89倍
神奈川県	1.39倍	1.38倍	1.38倍	0.87倍
愛知県	1.87倍	1.84倍	1.83倍	1.00倍
大阪府	1.52倍	1.52倍	1.51倍	0.93倍
広島県	1.79倍	1.79倍	1.78倍	1.15倍
高知県	1.29倍	1.30倍	1.27倍	0.99倍
福岡県	1.42倍	1.42倍	1.40倍	0.91倍
沖縄県	1.35倍	1.33倍	1.34倍	0.71倍

 

 

 

　また、総務省が同日発表した

9月の「完全失業率」は3.0％で

前月と同率になった。

「完全失業者」は210万人。

前年同月に比べ42万人の増加で、

8ヶ月連続の増加だった。

 

【完全失業率】

	年平均			月次（季節調整値）
	2017年	2018年	2019年	2020年7月	2020年8月	2020年9月
完全失業率	2.8%	2.4%	2.4%	2.9%	3.0%	3.0%

 

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