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2018.08.01

〈「平成30年6月の有効求人倍率」〉1.62倍、前月比0.02ポイント上昇

 厚生労働省が31日発表した

平成30年6月の「有効求人倍率(季節調整値)」は1.62倍で、 前月に比べて0.02ポイント上昇であった。

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人1人に対して何件の求人があるかを示す。

新規求人倍率(季節調整値)」2.47倍で、前月と比べて0.13ポイント上昇となった。

 正社員の有効求人倍率は1.13倍となり、前月と比べて0.03ポイント上昇となった。

6月の有効求人(季節調整値)」は、前月より0.6となり、有効求職者(同)0.6%減となった。
6月の新規求人(原数値)」は、同月より0.2増となった。

【有効求人倍率】

有効求人倍率〈全数〉(季節調整値) 有効求人倍率〈正社員〉(季節調整値) 有効求人倍率〈パート〉(季節調整値)
2017年4月 2018年5月 2018年6月 2017年4月 2018年5月 2018年6月 2017年4月 2018年5月 2018年6月
1.59% 1.60% 1.62% 1.09% 1.10% 1.13% 1.45% 1.38% 1.38%

 これらを「業種別」にみると、「建設業(4.0%増)」が最も増え、

医療・福祉(3.8%増)」、「製造業(3.5%増)」、

運輸業、郵便業(2.0%増)」、「教育、学習支援業(0.5%増)などで増加となり、

情報通信業(11.2%減)」、「宿泊業、飲食サービス(3.2%減)」、

学術研究、専門・技術サービス業(2.9%減)」、

卸売業、小売業(2.5%減)」などで減少となった。

【主要産業における対前年同月比の推移】(新規学卒者を除く)

  2017年 2018年
6月 7月 5月 6月
建設業 7.6% 3.7% 8.8% 4,0%
製造業 14.2% 10.5% 9.2% 3.5%
情報通信業 2.6% -2.1% -0.4% -11.2%
運輸業、郵便業 11.1% 9.2% 4.2% 2.0%
卸売業、小売業 3.1% 0.2% 5.3% -2.5%
学術研究、専門・技術サービス業 3.8% 0.9% -0.2% -2.9%
宿泊業、飲食サービス業 4.3% 4.7% -2.1% -3.2%
生活関連サービス業、娯楽業 1.9% -3.8% -1.6% -1.6%
教育、学習支援業 1.8% -1.8% 6.6% 0.5%
医療、福祉 6.6% 3.3% 5.9% 3.8%
サービス業(他に分類されないもの) 5.9% 3.7% 5.5% -1.9%

 求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」にみると、最高は東京都の2.16倍、

最低は沖縄の1.13倍となり、実際に仕事をする「就業地別」でみると、

最高が福井県の2.26倍、 最低が北海道の1.21倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率(就業地別・季節調整値)】(新規学卒者を除きパートタイムを含む)

  2017年 2018年
6月 7月 5月 6月
北海道 1.15% 1.15% 1.19% 1.21%
宮城県 1.64% 1.65% 1.76% 1.74%
福井県 2.10% 2.13% 2.23% 2.26%
東京都 1.48% 1.49% 1.55% 1.54%
愛知県 1.79% 1.79% 1.91% 1,95%
大阪府 1.37% 1.38% 1.30% 1.51%
広島県 1.72% 1.73% 1.80% 1.85%
高知県 1.19% 1.21% 1.29% 1.30%
福岡県 1.38% 1.39% 1.46% 1.51%
沖縄県 1.26% 1.24% 1.25% 1.27%

 また、総務省が同日発表した6月の「完全失業率」は5月と比べて同率の2.4%だった。

「完全失業者」168万人。前年同月に比べ24万人の減少で、97ヶ月連続の減少だった。

【完全失業率】

  年平均 月次(季節調整値)
2015年 2016年 2017年 2018年3月 2018年4月 2018年5月 2018年6月
完全失業率 3.4% 3.1% 2.8% 2.5% 2.5% 2.2% 2.4%

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