〈「令和元年9月の有効求人倍率」〉1.57倍、前月比0.02ポイント低下

2019.11.01

　厚生労働省が11月1日発表した

令和元年9月の「有効求人倍率（季節調整値）」は1.57倍で、前月比べて0.02ポイント低下だった。

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人１人に対して何件の求人があるかを示す。

「新規求人倍率（季節調整値）」は、2.28倍で、前月に比べて0.17ポイント低下した。

「正社員の有効求人倍率」は、1.13倍となり、前月を0.01ポイント下回りした。

9月の「有効求人（季節調整値）」は、前月に比べて0.8%減となり、

「有効求職者（同）」は前月に比べて0.1%増となった。

【有効求人倍率】

これらを「業種別」にみると、

「医療、福祉」（4.5％増）」「教育、学習支援業（3.1％増）」、

「学術研究、専門・技術サービス業（2.0％増）」、

「情報通信業（1.6％増）」、「建設業（0.4％増）」で増加となり、

「製造業（11.0％減）」、「サービス業（他に分類されないもの）（6.0％減）」、

「卸売業、小売業（3.2％減）」、「宿泊業、飲食サービス業（2.8％減）」、

「生活関連サービス業、娯楽業（1.0％減）」などで減少となった。

【主要産業における対前年同月比の推移】（新規学卒者を除く）

　求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」にみると、

東京都の2.06倍、最低は神奈川県の1.16倍となり、

実際に仕事をする「就業地別」でみると、

最高が福井県の2.09倍、最低が北海道の1.27倍となった。

【都道府県・地域別有効求人倍率（就業地別・季節調整値）】（新規学卒者を除きパートタイムを含む）

　また、総務省が同日発表した9月の「完全失業率」は2.2％で前月に比べて0.2ポイント上昇だった。

「完全失業者」は168万人。前年同月に比べ6万人の増加で、4ヶ月ぶりの増加だった。

【完全失業率】

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