こんにちは。
ブレイブの出川です。
いよいよ秋が深まってきましたね。
もう少しタイミングはズレてしまいましたが、
秋と言えば、運動会の季節でした。
と言っても、自分の息子2人はもはや成人してしまっているので、
学校の運動会もしばらく参加していませんし、
息子の小学校時代の運動会では、校庭で朝早く場所取りをしたことが懐かしく感じます。
そして、今回はさらにさらに遡ること30数年前。
自分の最も印象に残っている運動会のお話をさせていただければと思います。
あれは、まさに自分が中学2年の秋でした。
夏休みが明けると、運動会の準備が始まり、
各クラスの団体競技や個人競技の種目が決まります。
特に個人競技は選択制で、
個人個人、どの種目に出たいか選べました。
ただ、人気のある種目やリレーなどは、抽選だったり選抜だったりしました。
そして自分はというと、
特別が速いわけではありませんでしたが、
遅くもないという自負もありました。
(さ~て、どの種目がいいかなぁ。さすがにリレーに出るほど速くないし、
選ばれるわけないだろし。。。)
(そんでもって長距離は苦手だから。。。)
(お、200m走。 ちょい長いけど、まぁ短距離の範疇だし、これにしとこかな。
たぶん、リレーに出るヤツはここには出んだろし。)
(とりあえず、ビリにはならない自信がある。)
(よし!200mにしとこ!)
そして数日後。。。
なぜか担任の先生に職員室に呼び出される。。。
そして、職員室の扉の前で担任のI先生の話が始まる。
自分「先生。なんでしょう? 自分なんかしましたね?」
I先生「出川。ゴメン。運動会のことで相談があってな。」
自分「はぁ。」
I先生「実はな。先生間違って、お前を2000m走に登録してしまったんだ。」
自分「!!!!!!!!」
自分「え!?」
自分「いや、自分は200mに登録したはずですよ!」
I先生「わかってる。申し訳ない!これは先生のミスなのだが。。。
頼む。2000mに出てくれんか。」
自分「いやいやいやいや!ムリムリムリムリ!」
「自分、長距離苦手なんすよ!遅いんですって!だから200m選んだんすから!」
I先生「スマン!しかし、お前しかおらんのだ。。。」
自分「いるいるいるいる!他にもいるでしょ!オイラより速いやつ!」
I先生「頼む!もう他のヤツも種目が決まってしまってるんだ。。。」
自分「いや。って言ったって2000mですよ!
あの、200mなら、正直そこそこはやれると思いますよ!
ビリには少なくともならないと思います!
でも2000mはムリですって!距離が違い過ぎる。。。」
I先生「頼む!もう変えられないんだ。遅いのはわかったし、それでもいいから。
ここは頼む!出てくれ。。。」
自分「ぬ、くくく。。。 んん。 わ、わかりました。。。 どうなっても知りませんよ。。。」
I先生「有難う!出川!」
自分「あの、ちなみにでは200mは誰が出るんすかね?」
I先生「あ、あのそれがだな。。。」
「実は、200m走もお前を登録してしまってるんだ。。。」
自分「!!!!!!」「えええ!!!???」
「どゆこと?」
「え?てことは200mも2000mもオイラでるんすか!?」
I先生「す、すまん。そういうことなんだ。。。」
自分「ちょ。いやそれはムリでしょ! 200mも2000mも出るヤツいます?
どっちが先はわかんないすけど、仮に200m走った後に2000mしかも苦手な2000m走れってか!」
I先生「出川。ホント~にスマン!一生のお願いだ!お前しかいないのだ!」
(こ、これはどえらいことになったぞ。。。)
(あ~、もう!どうにでもなれ!)
自分「わ。わかりましたよ。。。 両方出ますよ。でもホント2000mはどうなっても知らないですよ。。。」
I先生「有難う。出川。。。」
そして、運動会当日。。。

完全にモチベーションダウン↓して望む今回の運動会。
確かプログラム的にはやはり200mが先で、2000mが後の競技でした。
まずは、200m走。
学年で8クラスあるため、出走は8人。
一緒に走るメンバーのチラリ。
野球部にサッカー部、バスケ部。。。
まぁ一通りいるわな。
※ちなみにオイラはバレーボール部でした。
オイラにとってはここが本番じゃ!
なにしろ自分で選んだ種目じゃけ。
このメンバーならなんとか5,6着くらいには入れるかな~。
そして、号砲!
うぉりゃーーーーーー!!!
喰らいついていくぞーーー!!!

そうしてこうして、結果は5着だった気がします。
ハァッ、ハァッ。 ま、まぁイメージ通りだったかな。。。
問題は次じゃ。
この数種目後に2000m走れってか。。。
そうしてこうして運命の2000m。
200mトラック10周します。。。
同じように8人のメンバーをチラリ。。。
としたところで、誰にも勝てない自信ある。。。
ついに号砲!
もうこなりゃいったれーーーー!!!
くっ!なんちゅう速いペースじゃ!
行けるとこまで喰らいついてこ。。。
それでもどうしてこうして、2~3週目くらいまでがやっとで、
あとはグングン先頭集団から離されていく。。。
当然のごとく最後方になり、
オイラの前を走る誰かも覚えていない後ろ姿さえ、遠ざかっていく。。。
ハァッ、ハァッ。
ヒィ~、ヒィ~。
あと何週?
もうヘトヘトじゃ~。
そしてついに10週目を回り、なんとかワースト2位から半周遅れで最下位ゴ~ル。。。
お、終わった。。。
とりあえず、完走はした。
それくらい当たり前か。。。
しかし、やはりハードだった。。。
というおそらく一生忘れることのない、中学時代の運動会でした。
そして、この時のI先生がこの20数年後、
自分の長男の中学校の部活の顧問の先生になろうとは、
まだだれも知る由は無い。。。
という今回はそんな追憶のブログでございました。
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!
See You Next Time!


