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2015.04.19

〈春闘賃上げ額〉21年ぶり高水準

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 経団連は16日、大手企業の2015年春闘妥結状況(第1回集計)を発表した。

定期昇給を含めた組合員平均(回答62社)の月例賃金の引き上げ額は8502円で、

第1回集計としては1994年(8800円)以来21年ぶりの高水準となった。

上昇率も2.59%と、98年(2.56%)を上回った。

 今春闘で経団連は、デフレ脱却に向けて2年連続でベースアップ(ベア)を容認し、

収益が拡大した企業に積極的な賃上げを呼び掛けた。

これを受け、自動車や電機を中心に過去最高となるベアが相次いだ。

 けん引役となったのは「自動車」で、賃上げ額は9835円。

「機械金属」も8641円と、全体の押し上げに寄与した。

経団連の榊原会長は「経済の好循環の2巡目を回す必要があるとの趣旨を踏まえ、

経営者が相当思い切った数字を出した結果だ」と総括した。

 調査は、東証1部上場会社を中心に従業員500人以上の大手企業249社を対象に実施した。

6月上旬に最終集計をまとめる予定。

 


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