東京商工リサーチが9日、「1月の全国企業倒産状況」を発表した。
スカイマークが28日に民事再生法の適用を申請したことで、
平成25年8月以来、1年5カ月ぶりに上場企業が倒産した。
1月の倒産件数は、721件(前年同月比16.5%減、
4カ月連続のマイナス)、負債総額は1680億7千万円
(前年同月比46.6%減、2カ月連続のマイナス)だった。
一方、負債1億円未満の構成比は全体の4分の3を占め、
小規模企業の倒産が目立った。
消費税増税後の需要面の弱さや円安に伴うコスト負担の
増加懸念を払拭できない限り、業種や企業間の格差が
一層広がる恐れがあるとして、小規模・零細企業を中心に
今後も倒産が増える可能性がある。
(2015年2月9日 産経新聞より抜粋)