〈平成29年度〉答申での全国加重平均額848円、昨年度から25円引上げ
厚生労働省は、都道府県労働局に設置されているすべての地方最低賃金審議会が、17日までに答申した平成29年度の「地域別最低賃金」の改定額を取りまとめた。
改定額の全国加重平均額は848円（昨年度823円）となり、昨年度から25円の引上げとなった。これは最低賃金額が時給のみで示されるようになった平成14年度以降、最大の引上げとなった。
「地域別」でみると、最高額は「東京都」の958円、最低額は「高知県」「佐賀県」「長崎県」「熊本県」「大分県」「宮崎県」「鹿児島県」「沖縄県」8県の737円。双方の比率は、76.9％（昨年度76.6％）で、一昨年度から３年連続の改善となった。
答申された改定額は、都道府県労働局での関係労使からの異議申出に関する手続を経た上で、９月30日から10月中旬までに順次発効される予定である。
【 平成29年度 地域別最低賃金時間額 答申状況 】
主な都道府県名答申された改定額（昨年度額）【円】引上げ額【円】( 発効予定年月日 )
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北海道 |
810 ( 786 ) |
24 |
( 平成29年10月1日 ) |
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宮 城 |
772 ( 748 ) |
24 |
( 平成29年10月1日 ) |
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福 島 |
748 ( 726 ) |
22 |
( 平成29年10月1日 ) |
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茨 城 |
796 ( 771 ) |
25 |
( 平成29年10月1日 ) |
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栃 木 |
800 ( 775 ) |
25 |
( 平成29年10月1日 ) |
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群 馬 |
783 ( 759 ) |
24 |
( 平成29年10月1日 ) |
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埼 玉 |
871 ( 845 ) |
26 |
( 平成29年10月1日 ) |
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千 葉 |
868 ( 842 ) |
26 |
( 平成29年10月1日 ) |
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東 京 |
958 ( 932 ) |
26 |
( 平成29年10月1日 ) |
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神奈川 |
956 ( 930 ) |
26 |
( 平成29年10月1日 ) |
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新 潟 |
778 ( 753 ) |
25 |
( 平成29年10月1日 ) |
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長 野 |
795 ( 770 ) |
25 |
( 平成29年10月1日 ) |
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静 岡 |
832 ( 807 ) |
25 |
( 平成29年10月4日 ) |
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愛 知 |
871 ( 845 ) |
26 |
( 平成29年10月1日 ) |
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大 阪 |
909 ( 883 ) |
26 |
( 平成29年9月30日 ) |
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兵 庫 |
844 ( 819 ) |
25 |
( 平成29年10月1日 ) |
|
広 島 |
818 ( 793 ) |
25 |
( 平成29年10月1日 ) |
|
愛 媛 |
739 ( 717 ) |
22 |
( 平成29年10月1日 ) |
|
福 岡 |
789 ( 765 ) |
24 |
( 平成29年10月1日 ) |
|
熊 本 |
737( 715 ) |
22 |
( 平成29年10月1日 ) |
|
沖 縄 |
737( 714 ) |
23 |
( 平成29年10月1日 ) |
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全国加重平均額 |
848 ( 823 ) |
25 |
ー |
※ 1 括弧書きは、平成28年度地域別最低賃金額
※ 2 「発効予定年月日」欄の日付は異議審がない場合の最短のもの。
