こんにちは!

3月21日は「春分の日」ですね。

「春分の日」は、
昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
彼岸（ひがん）の中日（ちゅうにち）でもあり、
「寒さ暑さも彼岸まで」といわれるように、
寒気が一段落してしのぎやすくなる頃です。

　一般の家庭でもお仏壇にお供えをして、
ご先祖様のお墓参りに行きますよね。
これらの彼岸の習慣は日本独特のもので、
インドや中国にも無いそうです。

彼岸は季節の節目で、農作業の区切りとして
行われていた祭りなどが仏教と結びついて、
年中行事として定着したのであろうと
考えられています。

　春の彼岸は種まきの頃、秋の彼岸は収穫の頃。
豊作を祈り感謝する気持ちと、先祖供養の気持ちが、
彼岸に「ぼた餅・おはぎ」をお供えする習慣として
伝えられてきたそうです。

麦・ヒエ・アワ等の雑穀を主食とし、
米が貴重だった時代に、収穫した米の中から
不入りのものなどを「ぼた米」として保存しておき、
祭りや節句にお餅にして神様にお供えしていたことから、
「ぼた餅」の名が付いたといわれています。

　一方、宮中などでは上品に
「萩（はぎ）の花」と呼び、
これが庶民に伝わると略され「おはぎ」へ。
春は牡丹（ぼたん）の花の季節に近いので「ぼた餅」、
秋は萩の花の季節なので「おはぎ」、
と呼ぶという諸説もあります。

　さて、今回は春分の日にちなんで、
「農家・農業」のお仕事についてご紹介します。

　昨今の国内の農産業は、外国産農産物の輸入攻勢、
高齢化による担い手不足などから生産量、
生産額の減少が続いている
一方、世界的な不況の中、
農業事業に目を向けている企業が増加しています。
しかし、農外企業参入が増加しているものの、
参入後の経営をみると順調でないのが実際です。

　農業就業人口は、平成23（2011）年には
260万1千人となり、前年に比べて5千人（0.2%）減少。
また、65歳以上の割合が6割、75歳以上の割合が3割を
占めるなど、引き続き高齢化が進んでいます。

　新規就農者の育成・確保を図るため、
これまでも、独立・自営農業を目指す
就農希望者に対して、営農に必要な
農業技術や経営ノウハウの習得、補助・融資に
よる農業機械・施設等の整備への支援が
行われてきました。

　しかしながら、全国農業会議所が平成22（2010）年11月に
新規就農者を対象に行ったアンケート調査によると、
就農後1～2年目の間に経営面で最も困っていることは、
「所得が少ない」が31%と最も多く、次いで、
「技術の未熟さ」20%、「設備投資金の不足」13%の
順となっており、所得の確保や技術の向上が
課題となっています。

「日本の農家人口・収穫量データ」
（2013年「販売農家人口」: 全国260万人）
1位：茨城県（約11.3万人）
2位：北海道（約11.1万人）
3位：福島県（約10.9万人）
4位：長野県（約10.0万人）
5位：新潟県（約 9.9万人）

（2013年「耕地面積」: 全国460万ヘクタール（ha））

1位：北海道（約115.8万ha）
2位：茨城県（約 17.5万ha）
3位：新潟県（約 17.49万ha）
4位：青森県（約 15.7万ha）
5位：岩手県（約 15.4万ha）

（20013年「お米収穫量」: 全国860万トン）
1位：新潟県（約66万トン）
2位：北海道（約63万トン）
3位：秋田県（約53万トン）
4位：山形県（約41.5万トン）
5位：茨城県（約41万トン）

（2015年日本のお米品種別作付ベスト5）
1位：コシヒカリ　　約36.7%（新潟県、茨城県、栃木県）
2位：ひとめぼれ　　約 9.6%（宮城県、岩手県、福島県）
3位：ヒノヒカリ　　約 9.5%（熊本県、大分県、福岡県）
4位：あきたこまち　約 7.5%（秋田県、岩手県、茨城県）
5位：ななつぼし　　約 3.0%（北海道）

  (　) = 主な産地
資料：「平成２５年産水稲うるち米の品種別作付動向」（米穀機構）

（2013年「りんご出荷量」: 全国84.5万トン）
1位：青森県（約45.7万トン）
2位：長野県（約16万トン）
3位：岩手県（約 6万トン）
4位：山形県（約 5万3千トン）
5位：秋田県（約 3万6千トン）

（2013年「りんご品種別」収穫ベスト5）
1位：ふじ　　　　　　　約54%
2位：つがる　　　　　　約13%
3位：ジョナゴールド　　約8%
4位：王林　　　　　　　約8%
5位：その他　　　　　　約17%

資料:『平成23年産りんごの結果樹面積、
　　　収穫量及び出荷量(平成24年5月)』
　　　(農林水産省統計部)

（20013年「トマト出荷量」: 全国74.8万トン）
1位：熊本県（約12万トン）
2位：北海道（約 6万トン）
3位：茨城県（約 4.9万トン）
4位：千葉県（約 4.75万トン）
5位：愛知県（約 4.68万トン）
トマトは、世界で600種、
日本では120種を超える品種登録。

（資料：農林水産省HPより）

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